「保証人なしで、車のローンが通るところはありますか?」
結論からいうと、保証人なしでも車のローンは組めます。銀行のマイカーローンやディーラーのローンは、もともと保証人がいらないものが多いからです。
ただし収入が少ない・ほかの借入があるなど不安があると保証人を求められることがあります。そのときは保証人の代わりに今の収入と返済の重さで払えると見せるのが近道です。
でも頼める人がいない焦りから保証人代行を使うと契約を解除されるおそれがあります。断られたあとに自分だけで何社にも申し込むのも記録が重なるので、次の審査でかえって通りにくくなります。
自分で整えて銀行やディーラーに申し込む場合と今のうちに相談する場合の違いは、記事の最後の表にまとめました。どちらにするか迷っている人は先にそちらを見てもかまいません。
- 銀行やディーラーの車のローンは、保証人がいらないものが多い
- 保証人を求められるのは返済に不安があるとき。代わりに見られるのは今の収入と返済の重さ
- 保証人なしで通すには、頭金・車の値段・返す期間で毎月の返済を軽くする
- 保証人代行を使うと契約を解除されるおそれがある
- 頼める人がいないなら、今の収入で審査する自社ローンにも相談できる

車のローンに保証人はいらないものが多い
車のローンは保証人なしで申し込めるものが多くあります。保証人の代わりに別の仕組みで貸す側の不安を減らしているので、本人が保証人を探さなくても話が進むのです。

銀行のマイカーローンは保証会社が保証する
銀行のマイカーローンは保証会社の保証を条件にしているところが多くあります(イー・ローン)。払えなくなったときは保証会社が代わりに銀行へ払う仕組みなので、保証人の役目を保証会社が受け持っている形です。
たとえば西日本シティ銀行は保証人を原則いらないとし、保証会社に保証を頼んでいます。保証料は100万円を3年で借りると15,000円の例です(西日本シティ銀行)。保証料が金利に含まれている銀行もあるので、どちらにしても保証人を探さずに申し込めます。
ディーラーのローンは払い終わるまで車がお店のもの
ディーラーのローンは払い終わるまで車がお店のものになるのが一般的です(イー・ローン)。払えなくなったらお店は車を引き上げて残りのお金に充てられます。つまり車そのものが保証人の代わりになるので、保証人を求められることは多くありません。
車のローンで保証人を求められるのはどんなとき?
保証人を求められるのは本人だけでは返せるか不安があると見られたときです。よくあるのは次のような場合です(イー・ローン)。
- 学生や働き始めたばかりの人
- アルバイト・パートで収入が安定していない
- 収入が少ないか借りる額が大きい
- ほかの借入がある
- 支払いが遅れたことがある
中でも返済の重さは年収に対して1年に返す額の割合で見られます。基準はどの金融機関も公開していませんが、3割ほどが目安とされています(イー・ローン)。
保証人と連帯保証人は責任の重さが違う
車のローンで求められる保証人はほとんどが連帯保証人です。ふつうの保証人とは払う順番も責任の重さも違うので、頼む前に次の表で確かめておきましょう。
| 保証人 | 連帯保証人 | |
|---|---|---|
| 払う順番 | 先に本人へ請求してと言える | 本人と同じようにすぐ請求される |
| 責任の重さ | 本人が払えないときに払う | 本人とほぼ同じ |
| 契約のしかた | 書面で結ぶ | 書面で結ぶ |
連帯保証人は本人が1回遅れただけで代わりに請求されることがあります。頼まれた家族が迷うのはこの重さがあるからです。
しかも引き受けた連帯保証人が途中で外れるのは難しいのが一般的です。だから家族に頼むときは毎月の額と払い終わる時期を見せて、連帯保証人の責任まで正直に話しておきましょう。
保証人がいても審査に落ちることがある
保証人を付ければ必ず通るわけではありません。保証人も収入や信用情報を審査されるうえに、本人の借入や支払いの遅れが大きいと保証人がいても落ちることがあります。過去の遅れの記録がいつ消えるかはブラックは何年で消える?にまとめています。
保証人の代わりに審査で見られること
保証人なしで申し込むときは本人が払えるかだけで判断されます。だから見られることを先に知っておけば、申し込む前に自分で準備ができます。

返済の重さは毎月の返済を軽くして下げる
一番効くのは毎月の返済を軽くすることです。やり方は次の3つで、どれも年収に対する返済の割合を下げることにつながります。
- 頭金を入れて借りる額を減らす
- 車の値段を下げる(年式・走行距離・車の大きさを見直す)
- 返す期間を少し長くする

たとえば年収250万円の人なら3割は年75万円で、月6万円ほどです。ほかのローンの返済が月2万円あれば車に回せるのは月4万円までが目安なので、その額に収まる車と頭金を考えます。頭金の考え方は頭金なしで中古車は買える?でも詳しくお伝えしています。
ほかの借入と今の支払いの遅れも見られる
ほかのローンやキャッシングを先に減らすと返済の割合が下がります。携帯料金などが今遅れている人も先に遅れを止めておきましょう。審査で必要な書類は自社ローンの審査基準にまとめています。
監修者 山本当店では保証人を付けていただくのが基本ですが、なしで進められる場合もあります。審査で伺うのは今の収入・無理なく払えるか・連絡が取れるか・生活が回っているか・なぜ車が必要かの5つです。保証人がいるかどうかだけで決めることはありません。結果は一人ひとりの審査によります。
保証人を頼める人がいないときの出口
親が年金だけ・家族と疎遠・頼んだら断られたなど、頼める人がいない理由は人それぞれです。家族に迷惑をかけたくない方もいると思うので、保証人なしで進める道を並べておきます。
| 方法 | どんな人向けか | 気をつけること |
|---|---|---|
| 銀行のマイカーローン | 収入が安定していて、ほかの借入が少ない人 | 保証会社の審査がある。保証料がかかる |
| ディーラーのローン | お店で買う車が決まっている人 | 払い終わるまで車はお店かローン会社のもの |
| 頭金・車の値段の見直し | 保証人を求められた人 | 毎月の返済を下げてから申し込み直す |
| 自社ローン | 銀行やディーラーで落ちた人 | 総額が高くなりやすい。保証人の扱いは店舗によって異なる |
| カーリース | 車を持たなくてもよい人 | リースにも審査がある |
保証人を求められたお店で頭金や車を変えたら保証人なしで通るか聞くのも一つの手です。2社で保証人を用意すれば通ると言われた正社員の男性の例もあるようです。頼める人がいなかったその人は別の会社では保証人の条件なしで通ったそうなので、どこで通るかは人によって変わります。
保証人代行は使わない
お金を払って保証人を用意する保証人代行という業者があります。でも面識のない人を保証人に立てると契約違反になるおそれがあります。そうなると契約を解除されたり残りを一度に請求されたりすることもあります。個人情報を渡すことにもなるので使わないほうが安全です。
落ちたらすぐ別のローンに申し込まない
落ちた直後にいくつも申し込むと申し込みの記録が重なり、次も通りにくくなります。だから落ちた理由を考えて返済を軽くしてから申し込み直しましょう。



審査で特に大事にしているのは連絡の早さです。年収や保証人の有無よりも、連絡にすぐ返してくださる方のほうが安心してお任せできます。
保証人なしで自社ローンを選ぶときの注意
銀行やディーラーで落ちて保証人も頼めないとき、考えられる方法は自社ローンだけではありません。ほかの方法にも自社ローンにも弱いところがあるので、先に並べて見比べておきましょう。
| 方法 | 向く場面 | 弱いところ |
|---|---|---|
| 家族に連帯保証人を頼んで申し込み直す | 頼める家族に安定した収入がある | 本人が1回遅れただけで家族に請求されることがある。途中で外れるのは難しい |
| 頭金や車の値段を見直して申し込み直す | 頭金を用意できる・安い車でもよい | 落ちた直後に続けて申し込むと記録が重なる |
| カーリース | 車を持たなくてもよい | リースにも審査がある |
| カーマッチの自社ローン | 銀行やディーラーで落ちた・今の収入で払っていける | 総額は銀行のローンより高くなりやすい。払い終わるまで車はお店のもの |
自社ローンは車を売るお店がそのまま分割払いを受ける仕組みです。カーマッチの自社ローンは過去の信用情報より今の収入で払っていけるかを見て審査します。だから昔の遅れで銀行に落ちた人でも今の収入を伝えて相談できます。
カーマッチでは連帯保証人を付けてもらうのが基本ですが、保証人なしのプランもあります。ただし審査で保証人が必要と判断されたのにいない場合は断られることもあります。保証人なしで進められるかは相談のときに聞いてみてください。
保証人を頼む場合も一定の収入があれば身内でない人で通っていることがあります。保証人にほかの滞納歴があっても付けられる場合があるので、親や兄弟に頼めないときも相談の中で聞いてみてください。
ただし自社ローンにも注意があるので、申し込む前に次の3つは知っておいてください。
- 総額は銀行のローンより高くなりやすい
- 払い終わるまで車はお店のもの
- 審査はある
自社ローンの総額や向く人・向かない人は自社ローンとは?でお伝えしています。


保証人不要をうたうお店で確かめること
保証人不要と大きく書くお店を見て不安になる人もいるかもしれません。でも保証人がいらないこと自体は珍しくないので、大事なのは契約の前に次のことを確かめることです。
- 見積書に車の値段と支払いの総額が両方書いてあるか
- 毎月の額と回数・最後に払い終わる月が分かるか
- 払えなくなったときにどうなるか書面で説明があるか
- その場で契約を急かされないか
分からない項目があれば契約の前に書面で出してもらいましょう。書面で残しておけば総額が車の値段からどれだけ増えるのかを家で落ち着いて見比べられます。



今まさに支払いが止まっている方や督促の連絡に出ていない方は、当店でも難しくなります。それでも遅れを止めて正直に状況を伝えてくださり、連絡を早く取れる方なら可能性は残ります。
相談が向くかどうかは、頼める保証人がいなくて銀行やディーラーで通りそうにないかでほぼ分かれます。見直せば通りそうなら銀行のローンのほうが総額は安く済みやすいので、無理に自社ローンを選ぶ必要はありません。
相談が向いている人
- 保証人を頼める人がいない・銀行やディーラーで落ちた
- 今の仕事の収入がある
- お店からの連絡にすぐ返せる
ほかの方法が向いている人
- 頭金や車の値段を見直せば銀行やディーラーで通りそう(総額は安く済みやすい)
- 今も支払いが止まっている先がある
- 自己破産の手続き中で免責がまだ決まっていない
- 世帯全体で収入がない
保証人なしの車のローンをLINEで相談する前に知っておくこと
相談と仮審査にお金はかかりません。頼める人がいないことも最初に送る項目に書けるので、家族に頼むより先に保証人なしで進められそうかが分かります。
LINEで5つの項目を送ると担当の人から電話が来ます。電話してよい時間を最初に伝えておけるので、仕事中や家族がそばにいる時間を避けてほしいと頼めます。
仮審査は家にいたまま受けられて、お店に行くのは契約のときが基本です。保証人を求められて断られたあとでも相談するお店を1か所に絞っておけば、何社にも同時に申し込む形にはなりません。
上の監修者コメントのとおり連絡の早さは保証人の有無より大事に見られることがあります。だから送ったあとはLINEと電話に気づけるようにしておくと話が早く進みます。
相談は次の4つの順で進み、最初に送る項目も決まっています。5つ目の相談したいことには頼める人がいないことと今の仕事・収入を書いておきましょう。そうすれば保証人なしで進められそうかを考えてもらいやすくなります。


- LINEを追加する
- 名前・住所・電話番号・電話してよい時間・相談したいことの5つを送る
- 担当の人から連絡がある
- 自社ローンの審査を希望する人には審査の質問がLINEで届くので答える
自己破産の手続き中なら新しくローンを組むのは難しいので、免責が決まるまでは弁護士や司法書士への相談が先です。反対に保証人を求められて断られただけなら、何社にも申し込む前に1か所で確かめておくと慌てずに済みます。
保証人なしの車のローンでよくある質問
- 18歳でも保証人なしで車のローンは組めますか?
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18歳以上なら申し込める金融機関が多くなっています。2022年4月に成年年齢が18歳になったためです。ただし安定した収入が条件で、働き始めたばかりだと保証人を求められることもあります(イー・ローン)。
- 保証人になれるのはどんな人ですか?
-
本人と同じかそれ以上に返す力がある人が求められます。細かい条件は貸す側によって違います。
- 親が年金だけでも保証人になれますか?
-
貸す側によって違います。年金だけでは認められないこともあります。申し込む前にお店かローン会社に聞いてみてください。
- 自己破産の手続き中でも保証人なしで買えますか?
-
手続き中に新しくローンを組むのは難しいのが一般的です。借りる前に、手続きを頼んでいる弁護士や司法書士に相談してください。免責が決まったあとの車の買い方は自己破産後の車のローンでお伝えしています。
保証人なしの車のローン まとめ
- 銀行やディーラーの車のローンは保証人がいらないものが多い
- 保証人を求められるのは、収入が少ない・返済が重い・借入や遅れがあるとき
- 保証人の代わりに見られるのは、今の収入と返済の重さ
- 頭金・車の値段・返す期間で毎月の返済を軽くする
- 保証人代行は使わない。落ちてもすぐ別のローンに申し込まない
- 頼める人がいないなら、今の収入で審査する自社ローンにも相談できる
車のお金に困ったときの話は車のローンが払えないときは?にもまとめています。
最初にお伝えした自分で整えて銀行やディーラーに申し込む場合と今のうちに相談する場合の違いは次のとおりです。どちらが向くかは頭金や車の値段を見直せるかと、すでに断られているかで変わります。
| 自分で整えて銀行・ディーラーに申し込む | 今のうちに相談する(自社ローン) | |
|---|---|---|
| 保証人 | いらないものが多い。返済に不安があると求められる | 連帯保証人が基本。保証人なしのプランもある |
| 総額 | 銀行のローンなら安く済みやすい | 銀行のローンより高くなりやすい |
| 審査で見られること | 今の収入・返済の重さ・ほかの借入・支払いの遅れ | 過去の信用情報より今の収入で払っていけるか |
| 向く人 | 頭金や車の値段を見直せば通りそう | 保証人を頼める人がいない・すでに断られた |
自分で整えて申し込むなら毎月の返済が軽くなった分だけ保証人なしで通る見込みが上がり、総額も安く抑えやすくなります。今のうちに相談するなら保証人なしで進められそうかが先に分かるので、頼める人を探して悩む時間を減らせます。








